不動産に関わっていると様々な友人ができてきます。
ただ、その中には自分と同じような環境だったり、価値観が似ていたり、違っていたり、いろいろな方がいます。
すべての人と同等な付き合いはできませんので、自ずと自分の置かれている立場などが近い方や価値観の近い方と深い友人になっていきます。
その関係の深さなどにより単なる投資論だけでなく人生論などを共有するようになってきます。
人生論などが共有できない方に、家族や身内にかかえる様々な問題などの話をするわけはありません。
まして、ブログなどで、そこまでのプライバシーに関わる問題を世の中の見ず知らずの人に公開することは絶対にありません。
しかし、ブログをやっていると、様々なことを言われることがあります。
いつまでも労働力投入をしているなんてバカかケチだ。
自分の時給を考えたら、投資対効果は最低である。
私ももっともだと思います。
私は数学・物理学を専攻してきたし、その方面で仕事をしてきたので、そんなことは他の人よりわかっているつもりです。
誰から単純な数値論で教えを受けるほど低いレベルではありません。
では、なぜそんなことをしているのか。
そこには必ず何か外せない条件があるはずなんです。
私も他の人のブログや話を聞いてなぜそんなことをしているのか疑問に思うことは良くあります。
でも、単なるバカとかケチでかたずけるのは本当に容易なことです。
不動産で、単純な数値論だけで最適解を出すのは正直、簡単です。
でも、人生それだけではありません。
それぞれがかかえる様々な問題や条件を含めて最適解を出すから難しいんです。
単純経済だけで回答を出し、それ以外を単にバカだケチだと思考を止めないでもらいたい。
誰かが自分の価値感では明らかに考えられない行動をしている時に、ぜひ、その裏に何があるのか、調べたり考えたりしてもらいたいと思います。
不動産も単純積算価格を出して計算するだけなら誰でもできます。
ただ、それに当てはらない物件でも人によっては買う価値があるものもあります。
自宅などはその典型だと思います。
単なる負債という考えと家族を含めて人生には必要な物とも考えられます。
どちらもその人の置かれている立場や考え方、戦略によって正しくもあり、間違いでもある。
もう少し、自分の考えと違う人を単純に切り捨てるのではなく、一歩踏み込んでなぜと考えられるようになると不動産もより一段高いレベルで進めることができるような気がします。
極東船長は私の中では人生論を共有でき、違う考え方を認められるとても大切な友人です。
今回の対談は完結したので、ぜひ読んでみてください。第一回 20年で30億円不動産を買った極東船長の紆余曲折 第二回 大きくお金を増やす王道と新築RCに辿り着いた理由 第三回 地方物件、海外投資、数々の失敗を経てわかったこと 第四回 月100万のCFでリタイヤできると思っている人 第五回 不動産投資のゴールとは何か?お金より大切なもの 第六回 資産100億の人たちが嘆く『事業継承』の難しさ
吉川先生の